元交際相手に拘禁刑21年求刑 水戸ネイリスト殺害―地裁
水戸地裁=水戸市
水戸市のアパートで2025年末、住人のネイリスト小松本遥さん=当時(31)=が殺害された事件で、殺人とストーカー規制法違反の罪に問われた元交際相手、大内拓実被告(29)の裁判員裁判の公判が24日、水戸地裁(有賀貞博裁判長)であり、検察側は拘禁刑21年を求刑した。この日で結審し、判決は30日の予定。
被告は起訴内容を認めており、刑の重さが主な争点。前回公判での被告人質問で、被告は小松本さんから告げられた別れに納得できず、SNSなどでの連絡もブロックされ、「絶対に(小松本さんを)見つけ出してやろうと思っていた」と述べた。
被告の説明などによると、殺害5日前、位置情報を特定する紛失防止タグを仕込んだ縫いぐるみをキャンペーン当選と偽って小松本さんの実家に届け、本人の手に渡るようにした。当日未明、別の紛失防止タグを小松本さんの車に取り付け、動きを把握したという。
凶器としてハンマーを購入し、作業着や帽子などを身に付けて宅配業者を装い、玄関で襲撃。「もやもやした気持ちがなくなると思った。出会う前に戻ってリセットしたかった」と語った。小松本さんの妊娠は知らなかったという。
起訴状によると、大内被告は25年12月31日夕、水戸市加倉井町のアパートで、小松本さんの頭部をハンマーで多数回殴り、首を包丁で突き刺すなどして殺害。同28日からは連日、自宅周辺をうろつき、車のナンバープレート裏側に紛失防止タグを取り付けたとされる。
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