改正皇室典範は「違憲」と提訴 漫画家・小林よしのりさん―東京地裁
改正皇室典範が定める養子制度は憲法に違反するとした訴訟を提起後、記者会見する漫画家の小林よしのりさん(右)=26日午前、東京都千代田区
皇室を離脱した旧宮家の男系男子の養子縁組を認めた改正皇室典範は、「門地による差別」を禁じる憲法に違反するとして、漫画家の小林よしのりさんが26日、国に改正皇室典範の無効確認や100万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
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皇族数の確保のための改正皇室典範は7月に成立し、今月24日に施行。1947年に皇籍を離れた旧11宮家の男系の子孫で、配偶者や子のない15歳以上の男子を養子の対象にできるよう定めた。
訴状で小林さんは、皇族の養子となれる対象者を旧宮家か否かで制限することは、法の下の平等を定めた憲法14条に違反すると指摘し、「皇族数の確保という目的を達成するための手段として必要不可欠と言えない」と主張。政府の有識者会議で憲法学者から違憲の恐れを指摘されたにもかかわらず、国は漫然と成立させ、精神的苦痛を受けたと訴えている。
提訴後の記者会見で、小林さんは「新たな身分制度ができてしまうことは大問題だ。平等であることが日本の誇りだと思っている」と語った。代理人の倉持麟太郎弁護士は「裁判所が憲法判断しないといけないという機運を作っていきたい」と話した。
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