「もしマインスイーパーがAAA級タイトルだったら」という過剰な演出と親切すぎる誘導が満載の「Triple-A Minesweeper」
Windowsに標準搭載されていた定番ゲーム「マインスイーパー」をAAA級の大作ゲームとしてリメイクしたらどうなるのかを再現したブラウザゲームが「Triple-A Minesweeper」です。大作ゲームにありがちな演出を皮肉ったパロディ作品とのことで、実際にプレイして確かめてみました。
Triple-A Minesweeper
https://minesweeper.mikelacher.com/
Triple-A Minesweeperのサイトへアクセスすると、デスクトップ風の画面にマインスイーパーのアイコンが表示されています。ダブルクリックするとゲームが起動します。
ゲームが起動したかと思いきや、まず表示されたのはゲームエンジン「Unreal Engine」のロゴ。黒い画面に白いロゴが浮かび上がる、いかにも大作ゲームらしい演出です。
続いてNVIDIAのロゴが登場。
さらに動画再生技術「Bink Video」のロゴ。
オーディオミドルウェア「Wwise」のロゴまで表示されました。ただマインスイーパーを遊びたいだけなのに、なかなかゲームが始まりません。
ようやくタイトルが出現しました。ここまでのロゴはクリックでスキップできたものの、タイトルはスキップ不可の模様。地味に不快です。
ゲーム開始です。まぶたが開くようなエフェクトでゲーム画面が表示されるとともに、「いろいろ質問はあるでしょうけど時間がないわ。地雷を片付けるのにあなたの助けが必要なの」という旨の音声が流れます。どうやらプレイヤーは「Nora」という女性から地雷除去の任務を託されているようです。
黄色いインジケーターが出現するのでクリック。Noraは「あなたの神経HUDに接続した」と説明しており、どうやらSF的な設定もある模様。
普通のマインスイーパー同様、大きく盤面が開きました。次にクリックすべきマスをインジケーターで示してくれるため、プレイヤーが自分で考える必要はありません。画面右上には会話相手の名前と音声波形が表示され、今度は「THE DON」という人物から「手下を送り込んでお前を捜させる前に……」などと物騒な連絡が入ってきました。
背景では会話のほか、ラジオの音声も登場。「103.9 FM」からは「全部でっち上げだと言う人もいる」といった意味深な放送が流れます。プレイ内容はただのマインスイーパーですが、何やら壮大な物語がありそうです。主人公自身も地雷を片付けなければならないと繰り返しつぶやいており、とにかく誰かがしゃべり続けています。
途中でクリックミスをしてしまい地雷を開いてしまいましたが、ゲームオーバーにはならずそのまま続行できました。そして最後にはクリア扱いになり、Noraが「これで最後よ。やったわね、Sweeper」と祝福してくれました。どうやらAAA級のマインスイーパーでは地雷を踏んだくらいでは失敗にならないようです。
そしてスタッフロールが流れました。当然のようにスキップ不可でした。画面にはクリエイティブディレクターやゲームディレクター、エグゼクティブプロデューサーなど、いかにも大規模な開発チームが関わっていそうな役職がずらりと並びます。
マインスイーパーそのものは昔ながらのシンプルなゲームですが、長々と続く起動時のロゴ表示、やたらと壮大なストーリー、途切れることのない会話、プレイヤーに考える余地を与えない親切すぎるガイドなどゲームの周辺部分は見事にAAA級で、現代の大作ゲームにありがちな演出や過剰な誘導を皮肉った作品となっていました。
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