岩手の農地集約効率化を表彰 地域課題解決でプラチナ大賞
地域課題を解決する先進的な活動をたたえる第14回プラチナ大賞の表彰式が5日、東京都内で開かれた。農地集約の効率化に取り組む岩手県と一般社団法人Tannbo、岩手銀行が大賞・総務大臣賞を受賞。農家間の耕作地交換を支援する専用ウェブアプリ「農地コネクト」を活用し、分散した農地の集約を進める取り組みが評価された。
大賞・経済産業大臣賞は、NTT、NTTアノードエナジー、合同会社わいた会、ふるさと熱電、NTT西日本熊本支店、地域創生Coデザイン研究所が受賞。地熱発電の売電収益を防災インフラの改修など地域の課題解決に活用している。
認知症予防研究の知見を取り入れ、健康づくりの活動をポイント化するスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」を提供する「べスプラ」は、大賞に選出された。健康診断の受診やボランティア参加で得たポイントを地域通貨や商品券と交換できる仕組みで、全国25以上の自治体で導入が進んでいる。
大賞3件は、最終審査に残った自治体や企業などの取り組み11件から選定し、残り8件は優秀賞となった。プラチナ大賞は、一般社団法人プラチナ構想ネットワーク(会長・小宮山宏三菱総合研究所理事長)などが主催。総務、経産両省や時事通信社などが後援している。
◇優秀賞の取り組み事例
〔一般社団法人姫島エコツーリズム、大分県姫島村、おおいた姫島ジオパーク推進協議会〕再生可能エネルギーを活用した電気自動車(EV)の観光者向けレンタル事業を実施。
〔肥後銀行〕事業者が売れ残った食品や飲食店の空席などの情報をLINEで発信し、利用者が購入することで廃棄物削減につなげるプラットフォーム「かせする」を提供。
〔日南町森林組合、鳥取県日南町、大林組〕森林の伐採から木材利用、再造林までを町内で一体的に行う「循環型林業」を推進。
〔TERRA、市民エネルギーちば、匝瑳おひさま畑〕千葉県匝瑳市で、耕作放棄地の再生と営農型太陽光発電を両立。売電収入の一部を農業法人への耕作委託料などに充てる。
〔パーソルテンプスタッフ、ヤンマーホールディングス、SCREENホールディングス、カナデビア、TWINKLE STARS〕複数企業が共同で管理職との対話や研修、フォローアップを行い、女性社員のキャリア形成やリーダーの育成に取り組む。
〔バイオマスパワーテクノロジーズ〕キノコの生産工程で生じる使用済みの培地を主燃料とした発電に取り組み、廃棄物削減と脱炭素化を推進。
〔長野県塩尻市、一般財団法人塩尻市振興公社〕地域課題を解決する人材の育成や事業創出、官民連携の拠点施設「スナバ」を運営。
〔和歌山県有田川町、一般社団法人しろにし〕農作業や文化財保全、空き家の片付けなどに町内外の人が参加する「地域維持レスキュー」の取り組みを通じ、地域の課題解決と交流・関係人口の創出を進める。
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