前期は最高益の在京キー局4社、第1四半期は大幅減益…足元の決算に透ける「放送収入依存」の現状 | ビジネス | 東洋経済オンライン

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予想していた以上に尾を引きそうだ――。
在京キー局5社の2027年3月期の第1四半期(4~6月期)決算が出そろった。前26年3月期は、人権問題のあったフジ・メディア・ホールディングス(HD)を除き、軒並み過去最高の営業利益をたたき出していた。
今期もその勢いが続くかと思いきや、「中東情勢不安が長引き、企業からの広告収入が減った」(ある局の財務担当幹部)。
その結果、各社の第1四半期の営業利益は、赤字から黒字に復調したフジ・メディアHD以外は前年同期比で大きく数字を落とした。日本テレビHDが36.6%減、TBSHDが43.0%減、テレビ朝日HDが48.0%減、テレビ東京HDが53.1%減となった。
景気に連動する広告収入に依存した、テレビ局の不安定な収益構造があらわになったといえる。
響いたスポット広告の苦戦
特に影響したのがスポット広告だ。企業が個別番組のスポンサーとしてCM枠を購入するタイム広告と違い、スポット広告は番組を指定せずに番組と番組の間などで短時間のCM枠を購入する。企業にとっては新商品キャンペーンなどに短期かつ低予算で活用できる反面、テレビ局にとっては足が速く景気変動の影響を受けやすい。
スポット広告に“異変”の兆しがあらわれたのは、実は前26年3月期の第4四半期(26年1~3月)から。スポット広告の収入は5局中3局が前年同期比でマイナスとなり、今27年3月期の第1四半期(4~6月期)には5局中4局が同11~22%の2桁減となった。
理由は2つある。
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おおの かずゆきKazuyuki Ohno
ITや金融、自動車、エネルギーなどの業界を担当し、関連記事を執筆。資産運用や相続、年金、介護など高齢化社会に関するテーマでも、広く編集を手がける。Xは大野和幸。
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