キャラクターのイラスト1枚からAIエージェントと分担してVRMアバターを作るためのキット「きゃらくる(Charakuru)」
キャラクターのイラスト1枚を基に、AIエージェントと分担して3Dアバターを制作するキット「きゃらくる(Charakuru)」がGitHubで公開されています。ユーザーが見た目や動きを確認しながら、VRM形式のアバターを作成できます。
nanocle/Charakuru
https://github.com/nanocle/Charakuru
Charakuru/README.ja.md at main · nanocle/Charakuru
https://github.com/nanocle/Charakuru/blob/main/README.ja.md
きゃらくるは開発者のNano氏が考案した制作手順をPC上で動く確認用アプリとAIエージェント向けの指示にまとめたもので、3D生成サービス「Tripo」と3DCGソフト「Blender」を組み合わせ、モデルの生成から体を動かすための設定、完成データの書き出しまでを進めます。Blender自体の導入は必要ですが、操作はAIエージェントに任せるというわけです。
制作に使うのはキャラクターの全身が分かるイラスト1枚で、AIエージェントが元絵から髪を含む頭部と体をそれぞれ4方向から描いた計8枚の画像を作ります。画像の一部に問題があれば1枚だけ修正を依頼することも可能。その後、Tripoで生成した頭部と体の3Dモデルを、それぞれ4つの候補から選びます。
制作中は、アプリでの確認とチャットでの作業依頼を繰り返します。ユーザーがアプリで「次へ」を押すと依頼文が表示されるので、それをCodexとのチャットに貼り付けて送信します。エージェントの作業が終わるとアプリの表示が更新され、次の確認地点で止まる仕組みです。
ユーザーが担当するのは、元絵の登録、生成画像の確認、モデル候補の決定、頭身の調整、動作確認です。モデルの候補をエージェントが勝手に決めることはなく、見た目に関わる判断はユーザーが行います。一方、制作途中のファイルの書き出しや登録などはエージェントが担当します。
完成前には、歩行モーションで肩や膝の曲がり方を確認できます。髪や衣装の揺れを設定する工程もあり、最後にモデル名や作者名、利用条件を登録してVRM 1.0形式で保存します。ただし、現状では新しく作るキャラクターの表情は通常の顔に限られ、表情の切り替えや視線の動きには対応していません。
利用にはNode.js 22以上、Chromeなどのデスクトップ向けChromium系ブラウザ、画像生成とブラウザ操作が使えるCodex、Tripoのアカウントが必要です。加えて、Blender 5.2とVRM Add-on for Blender、Blender MCPも使用します。確認用アプリはローカルで動作しますが、画像生成や3D生成には外部サービスを利用するため、各サービスの利用条件や料金・クレジットが別途適用されます。
キットは条件の範囲内で非商用・商用ともに利用できますが、再配布などには事前の相談が必要です。また、事業全体の年商または累計調達資金のいずれかが1億円以上の場合、商用・業務利用には別途書面によるライセンス契約が必要とされています。加えて、開発途中のため不具合や不足している機能、文書の整備が追いついていない部分があるとのことです。
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