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Sunday, October 4, 2026

「ウエストの太さ」と「握力」の組み合わせでBMI単独よりその人の死亡リスクがよくわかる

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そこで中国の成都医学院の研究チームは、腹部の最も太い部分の直径である「矢状面腹部径(サジタル腹部径)」の数値と、握力計で測定した数値をBMIで割った「相対握力」の数値を組み合わせることで、BMIよりも死亡リスクが高い人々を特定できるかどうかを調べました。

研究対象となったのは中央値で6.75年間追跡されたアメリカの成人5674人で、被験者はサジタル腹部径と相対握力に基づいて「正常」「腹部肥満」「ダイナペニア(筋力が低下した状態)」「ダイナペニア性肥満」に分類されました。サジタル腹部径の数値が大きくても相対握力が高ければ「腹部肥満」ですが、サジタル腹部径が大きくて相対握力も低いと「ダイナペニア性肥満」に分類されます。

被験者のうち373人が追跡期間中に死亡し、研究チームは被験者の分類と死亡リスクとの関連性を調べました。その結果、腹部脂肪が多く相対握力が低いダイナペニア性肥満の被験者は、腹部脂肪や相対握力の低下がない正常な被験者と比較して、死亡リスクが97%も高いことが判明しました。

サジタル腹部径単独では死亡リスクとの有意な関連性はみられませんでしたが、これが相対握力の低下と組み合わさると大きく死亡リスクが高まりました。この結果は年齢・社会経済的地位・生活習慣・併存疾患とは関係なかったとのことです。

研究チームは、サジタル腹部径は内臓脂肪の量をより良く反映しており、相対握力は体格のいい人の筋力低下をよりよく特定できる可能性があると主張しています。なお、相対握力の算出にはBMIが必要なため、サジタル腹部径と相対握力が有効だからといってBMIの測定が不要になるわけではありません。

2026年8月に発表された別の論文でも、高齢者におけるサジタル腹部径とBMIを併用することで、死亡リスクの上昇がより良く予測できることが示されています。中でも、BMIが正常範囲内であるもののサジタル腹部径が大きい人は、BMIが正常でサジタル腹部径も小さい人より死亡率が高かったとのことです。

8月の論文の共著者であり、ロードアイランド大学の運動生理学者であるブライアン・ブリスマー氏は、「BMIは依然として有用な指標ではありますが、ウエスト周囲径・体重変化・筋力・身体機能・全体的な健康状態と合わせて解釈する必要があります」と述べました。

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