「日本と世界の学術をけん引」 藤垣次期学長が記者会見―東大
東京大の次期学長に選出され、記者会見に臨む同大大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授=29日、東京都文京区
東京大の次期学長に選出された同大大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授(64)が29日、東京都内で記者会見し、「日本と世界の学術をけん引することが、本学が果たすべき国際的、社会的役割だ。大学とは何かという原点に立ち返って、その役割を果たしていきたい」と抱負を語った。
学内では汚職事件など不祥事が相次いでおり、ガバナンス体制の立て直しが急務。藤垣氏は「藤井輝夫学長のガバナンス改革をしっかりと受け継ぎ、発展させていきたい」と語った。
選考・監察会議の議長を務めた元NHKキャスターの国谷裕子氏も会見に同席。藤垣氏の選出理由について「科学技術を社会に伝えるコミュニケーション能力、学術への信頼を回復する強い遺志と能力を備えている。幅広い国際経験を基に、変革を実現する十分な能力があると判断した」と説明した。
選考過程で行われた教職員らによる2度の意向投票で、藤垣氏はいずれも2位だった。国谷議長は「さまざまな資料や面接結果などに基づいて丁寧かつ真剣な協議を繰り返し、責任を持って選んだ」と強調した。
藤垣氏は東大教養卒。専門は科学技術社会論、科学計量学で、東大学長補佐、理事・副学長などを歴任した。同大の学長に女性が就任するのは初めてで、任期は来年4月から6年間。
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