トランプ氏「口約束」連発 中間選挙前に焦り
1日、米中西部カンザス州で開かれた選挙集会で演説するトランプ大統領(AFP時事)
【ワシントン時事】トランプ米大統領が、中間選挙を前に焦りを募らせている。上院激戦州での演説で、支持拡大を狙う「口約束」を連発。会場では歓声が上がるものの、有権者にどこまで響いているかは疑問符が付く。
トランプ氏、激戦州で巻き返し 物価高が争点、共和に逆風―中間選挙、3日投開票
共和党は、長らく牙城としてきた中西部のアイオワ、カンザス両州などで苦戦を強いられている。選挙戦最終盤の1日、トランプ氏は両州で演説。中東情勢の悪化で高騰する燃料価格を抑制するため、エタノール混合ガソリンの通年販売を「アイオワで(共和党候補が)上院議員になれば恒久化する」と語り、支持を呼び掛けた。
コンバインなどに使われる軽油が記録的な高値で推移する中、トランプ氏は10月中旬にカンザス州で、収穫期の農家の負担を軽減するため、80億ドル(約1兆2600億円)の支援制度を始めると表明した。ただ、政権高官は米メディアに対し、支給は中間選挙後になると言明。収穫期までに農家の手元に届くわけではなく、直ちに恩恵があるとは言い難い。
バンス副大統領の地元であるオハイオ州でさえ、現有議席の確保に躍起になっている。トランプ氏は、共和党上院候補が勝利すれば、新設する「宇宙アカデミー」を同州に置くことを「検討する」と約束した。
トランプ氏はこれまで、「大統領でいると少しだけ有利だという理由が、今は分かる」と語ってきた。だが、1日公表された米NBCニュースの10月末の調査によると、共和党支持者の53%が経済面での現状に不満を表明。トランプ氏が「約束を果たしていない」と答えたのは37%に上った。
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