バックグラウンドで動作するAIエージェント用のメールっぽい受信箱「Pizza Bot」、Windows/macOS/Linuxに対応したセルフホスト型のデスクトップアプリでローカルAIモデルなどあらゆるAIモデルに対応して通知によるアクション管理が可能
複数のAIエージェントに作業を依頼する場合、途中の承認状態に気付かず作業が中断したり、作業が終了したことに気付かず次の指示待ちで放置されるなど作業効率が悪くなる場合があります。こうした無駄を無くすためAIエージェントをバックグラウンドで実行し、作業完了の通知や承認待ちの依頼をメールのような受信箱にまとめて管理できるほか、Windows・macOS・LinuxやローカルAIモデルにも対応する無料アプリが「Pizza Bot」です。
pizza-bot-app/pizza-bot: A local-first inbox for long-running AI agents, built with DeepAgents and LangGraph.
https://github.com/pizza-bot-app/pizza-bot
◆Pizza Botの機能
・メールのような画面でAIの仕事を管理
Pizza BotではAIエージェントとの会話がメールのように並び、左側の「All」「Unread」「Action」を使って作業の状態ごとに確認できます。
通常のAIチャットと同様に文章を入力するだけで作業を依頼でき、クラウドAIやローカルAIモデルなど利用するモデルも選択可能です。
・AIに仕事を任せて別の作業を進める
試しに「Windowsのバックアップ方法を25項目に分けて解説し、最後に推奨するバックアップ計画をまとめてください」と入力して送信すると、AIエージェントが文章の作成を開始します。
Pizza Botでは処理中に「New」をクリックし、別の会話を開いても最初の作業が継続するため、複数の仕事を並行して進められます。
・完成した仕事は「Unread」に届く
最初の作業が完了すると「Unread」に表示され、メールの未読メッセージを確認するように結果を受け取れます。
「Unread」に並んだ会話をクリックすると完成した文章を確認でき、続きの修正や追加の作業を依頼することもできます。
・承認が必要な操作は「Action」に届く
AIエージェントが外部ツールの実行などで人間の判断を必要とした場合は「Action」に表示され、完成した仕事と承認待ちの仕事を分けて管理できます。
・AIの作業内容を確認できる「Activity」
「Activity」ではAIが呼び出した専門エージェントやツールの実行状況を確認でき、バックグラウンドでどのような処理が進んでいるか把握できます。
◆その他の機能
・定期実行
「Automations」では指定した時刻にAIの作業を開始するスケジュールや、外部サービスからのWebhookをきっかけとした自動実行を設定できます。
・AIモデルと拡張機能
AIモデルはAmazon Bedrock・Anthropic・Google Gemini・OpenAI・OpenRouter・Requesty・Ollamaに対応しており、Ollamaを利用するとPC上で動作するローカルAIモデルも選択できます。
また「MCP Servers」で外部ツールを追加したり、「Skills」で専門的な仕事を担当するサブエージェントを設定したりできるほか、会話のフォルダー分け・長期メモリ・ファイル添付・デスクトップ通知にも対応しています。
◆Pizza Botの評価
ソーシャル系ニュースサイトのHacker Newsでは、Pizza Botについてさまざまな議論が行われており「簡単で画面がすっきりしていて、AIツールとしてのセットアップも非常に楽だった」という評価がある一方、同じ利用者からは「追加したMCPサーバーが使えない理由を最初は理解できなかった」という意見も投稿されています。これに対して開発者のjd_氏は「Skillsとサブエージェントの関係はドキュメントを読まなければ直感的に理解しにくい」と認め、説明図の追加やSkillごとのモデル指定を検討すると説明しています。Pizza BotはMCPサーバーが外部ツールを提供し、Skillsが利用するツールと作業手順を指定する仕組みとなっているため、AIの機能を拡張する際には両者の関係を理解することが重要です。
◆Pizza Botのインストール方法
今回はWindowsに構築するためリポジトリのReleasesから最新版のsetup.exeをダウンロードして保存。
KioskNews shows a cleaned-up reading view extracted from the publisher’s page — the original always lives on their site, not ours.











