習政権、岩屋氏を厚遇 友好団体との対話再開か―中国
29日、北京の人民大会堂で、記念写真に納まる日本国際貿易促進協会会長の岩屋毅前外相(前列左から3人目)と中国の何立峰副首相(同4人目)(代表撮影・時事)
【北京時事】中国・北京を訪問中の岩屋毅前外相が何立峰副首相、王毅共産党政治局員兼外相と会談した。何氏と王氏は共産党上位20人超で構成する党政治局のメンバー。関係冷え込みが続く中では中国側による厚遇と言え、習近平政権は日本の友好団体との対話には乗り出したとみられる。
中国、高市氏答弁「是正」求める 経済協力に意欲も―副首相らと会談・岩屋前外相
昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁以降、習政権は政府だけでなく民間分野の対話や交流にも応じてこなかった。だが、中国側は今年8月以降、日本の二つの超党派議員団を受け入れており、今回はそれらを上回る手厚い対応だった。
岩屋氏が会長として代表団を率いる日本国際貿易促進協会は、日中友好7団体の一つ。関係が悪い時期に相手国の友好団体を迎えて自らの主張やメッセージを伝えるのは中国側の常とう手段で、「全く対話できない最悪の状況から少しは前進した」(外交関係者)との見方も出ている。
王氏は岩屋氏との会談で、高市氏の答弁の「是正」を関係改善の条件とする姿勢を示した。中国側が高市氏の発言直後に求めた発言の「撤回」より幅がある表現とも言える。11月に中国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議には高市氏が出席する見通し。習政権が日本と政府間の対話に乗り出す意向があるのか、今後の出方が注目される。
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