ADHDの人は死亡リスクが高いがADHD治療薬を服用するとリスクが軽減される可能性
注意力の欠如や多動性、衝動性などを特徴とする注意欠如多動症(ADHD)は、人間関係や学業、仕事など日常生活のさまざまな場面に支障を来す発達障害です。そんなADHDを持つ人は自殺や事故などさまざまな原因による死亡リスクが高いものの、ADHD治療薬によって死亡リスクが軽減される可能性があるとの研究結果が発表されました。
Mortality Among People With Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder: A Systematic Review and Meta-Analysis | Attention Deficit/Hyperactivity Disorders | JAMA Network Open | JAMA Network
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2855472?guestAccessKey=bda9c87f-3603-4a8f-9301-387cdeeff222
ADHD Drugs May Reduce The Risk of Early Death, Major Study Finds : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/adhd-drugs-may-reduce-the-risk-of-early-death-major-study-finds
ADHDを持つ人の割合は子どもだと約5%、成人だと約2.5%程度であるといわれています。ADHDの人は集中力や計画性を必要とする作業に苦労する傾向があり、他人との約束を忘れたり、車の鍵やスマートフォンを置き忘れたり、翌日も仕事があるのにお酒を飲み過ぎてしまったりといった小さなミスを犯しやすいとのこと。
こうした小さなミスは、それ自体が深刻な結果を招くことは少ないものの、人生を通じて積み重なると無視できない問題を引き起こしかねません。たとえば集中力の欠如によって自動車事故を起こしてしまったり、医者の予約を忘れたせいで病気の早期治療ができなかったり、衝動を抑えきれず健康に悪い習慣をやめられなかったりします。
イギリスの研究チームは、2012~2025年に発表された19件の研究をレビューして、ADHD患者の死亡リスクについて調査しました。対象となった研究はアメリカ・カナダ・スウェーデン・台湾・イギリス・フィンランド・デンマークなどさまざまな地域で行われ、研究テーマはそれぞれ微妙に異なっていたものの、ADHDまたはその治療に関連した死亡パターンを調べたという点は同じでした。
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