「ありがとう」「安らかに」 東京・山谷、ジョーゆかりの地に悲しみ―ちばてつやさん死去
「あしたのジョー」の舞台として知られる山谷地区に立つ矢吹丈像の前で、手を合わせる男性=27日午後、東京都台東区
「素晴らしい作品をありがとう」「安らかに眠ってほしい」。漫画家ちばてつやさんの死去が伝えられた27日、代表作「あしたのジョー」の舞台として知られる東京・山谷地区などゆかりの地には悲しみが広がった。
あしたのジョーの主人公・矢吹丈がボクサーとして育った地とされる台東区の山谷地区。入り口近くに矢吹丈像が立つ「いろは会商店街」の青木照広会長(77)は「頑張りなよ」と声を掛けてもらったと振り返り、「優しくてとてもいい先生だった。安らかに眠ってほしい」と語った。
「ジョーは町のシンボルだ」と話すのは、クリーニング店を営む清水健良さん(60)。店内には作品に登場するキャラクターが描かれたパネルや地図が大切に保管されていた。副会長の小原和男さん(84)は「観光客が訪れるようになった。商店街を盛り上げてもらい、ありがとうございました」と感謝した。
ちばさんが旧満州(中国東北部)から引き揚げ後、幼少期を一時過ごした千葉県旭市(旧飯岡町)。作品「ユカをよぶ海」の浜辺は飯岡町がモチーフとされており、2024年には特設展が開催された。企画した男性職員(57)は「とても悲しい。市ゆかりの漫画家として、ふるさととの縁を大切にしていただきありがたかった」と悼んだ。
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